まだまだ有ります！糖尿病からくる眼の病気！｜明石駅からスグの坂本眼科

まだまだ有ります！糖尿病からくる眼の病気！

今回は、網膜症以外の糖尿病からくる眼の病気を挙げてみたいと思います。

血管新生緑内障

糖尿病網膜症が進行すると虹彩に新生血管が生じ(図1)、難治性の緑内障になる事があります。これも初期は自覚症状が無く、放置していると急激に進行して眼痛と視力低下と視野障害をきたす怖い病気です。

糖尿病白内障

糖尿病があると、ない人よりも若いうちに白内障になると言われています。症状や治療法は加齢性の白内障と同じです。

眼筋麻痺

眼球を動かす筋肉が麻痺して物が二重に見えてしまいます。

糖尿病虹彩炎

急性に発症し充血、眼痛、眩しさ、かすみ目などを生じます。

視神経症

糖尿病からくる視神経症には、視神経の循環障害からくる「虚血性視神経症」と「糖尿病性乳頭症」があります。前者は突発する視力低下と視野障害が生じ視力予後は不良です。後者は症状は軽く予後良好です。

糖尿病角膜症

糖尿病患者さんは糖尿病でない人と比べて角膜上皮(角膜の一番表面の皮です)の障害をきたし易く、角膜びらんが治りにくかったり再発を起こし易かったりします。(図2)

治療法は各疾患により異なりますが、大前提は血糖コントロールです。
病気を早期に発見できるように必ず定期検診を受けて下さいね。